1.はじめに
美しい緑色をしている竹の稈(かん=竹の幹部のこ と)は、「青竹」と呼ばれ、竹の美観上の特徴のひとつ と 捉 え る こ と が で き ま す 。 し か し 、 竹 の 稈 の 緑 色 は 、 木や草の葉と同じくクロロフィル(葉緑素)であるた め、竹を伐採して竹材として活用する過程で、太陽光 などの光に晒されると次第に退色してしまいます。
この竹の緑色を出来るだけ退色せず保持することが できれば、付加価値の高い竹製品が製造できると考え、 実際に県内の竹材・竹製品製造業が、緑色保持処理を 実用化する上で必要となる技術課題を検討し、製品試 作を行ないました。(図1)
2.従来技術
竹材の緑色保持処理について、先行する技術を調査 したところ、例えば、①青竹を界面活性剤液に浸漬後、 銅イオン水溶液中に減圧浸漬する方法(特許1 0 8 6 7 6 5) や②青竹を油抜きした後さらにサンドブラスト処理し 銅 イ オ ン 水 溶 液 を 加 熱 し な が ら 浸 漬 す る 方 法( 公 開 2 0 0 0−3 3 4 7 0 8)などがありました。
これらの緑色保持処理は、竹の稈のクロロフィルを 銅イオン水溶液へ浸漬することで、光に対して比較的 安定した銅クロロフィルに置換するというもので、そ の前処理として、いずれも界面活性剤や水酸化ナトリ ウム水溶液などによって、液相で竹表層部に存在する 油脂脱脂を行なっています。この前処理工程は、銅イ オン水溶液の注入性を改善する効果を得るためのもの と考えることができます。
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成果紹介 1-4
竹材の緑色保持処理の実用化に向けて 漁船の低速度一定制御装置の開発
事業紹介・報告 4-8 大分県グッドデザイン開発事業・新商品開発プロジェクト 戦略的基盤技術高度化支援事業について
大分県デザイン・ブランド戦略セミナーの開催 ガラスカレットの用途開発
家庭用酸素濃縮機を中小企業総合展2 0 0 6 in Tokyo に出展
MZプラットフォーム【セミナー&講習会】の開催 大分県オープンソースソフトウェア研究会のご紹介 FT赤外分光光度計に関する技術研修会の開催
ニュース 8
新規導入機器紹介・測定顕微鏡 新規導入機器紹介・FT赤外分光光度計
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… … … …
大分県産業科学技術センターニュース
大分県産業科学技術センターニュース
Oit a In d u st rial Researc h In st it u t e h t t p : / / www. o it a- ri. g o . j p /
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竹材の緑色保持処理の実用化に向けて
3.サンドブラストによる注入性の改善
緑色保持処理を実用化するためには、これらの従来
技術よりも処理工程が簡略であることが求められてい
ることから、当センターでは、表面脱脂と注入性の改
善を付与する前処理工程として、従来の液相脱脂では
なく、サンドブラストのみで行う方法で緑色保持処理
を行いその効果を検討しました。サンドブラストとは、
ガラスビーズのような微粒子の研削材を圧縮空気に混
合し投射する機械的な表面研削方法です。(図2)
サンドブラストした竹材表皮面からの吸水量を測定
した結果を示すとサンドブラストしたものは、浸漬1
時間以内の吸水量が高くなっていました。(図3)
今回、青竹材の表面硬度がHV (ビッカース硬さ)≒
5 0程度であることから、粒径4 5 - 9 0μ のガラス系投射
材を用いて、青竹にサンドブラストを行なったところ、
青 竹 の 表 層 を 覆 っ て い た 油 脂 膜 状 の 物 質 が 除 去 さ れ 、
表皮細胞の一部にクラックが生じていることが観察で
きました。(図4)このことからも、サンドブラストの
みでも注入性を改善する効果があることがわかります。
4.緑色保持処理の耐光性
サンドブラストのみで前処理した青竹材を8 5−9 5℃
に加熱した硫酸銅2%溶液に3 0分浸漬し緑色保持処理
を行ったものを竹籠製品に試作加工して、東方位から
日光が入る室内窓際で6ヵ月間曝露(図5)しました。
竹籠製品が日光に直接あたる時間は午前中の2時間程
度でしたが、暴露前後の部位別の平均色差( L* a* b*)
は、最も日光にさらされた側面部でさえ3 .8であり、継
時比較した場合、ほぼ同一と認められる色差の5 .0以内
であることから、ほとんど退色せず緑色を保持してい
ました。(表1)
5.まとめ
緑色保持処理において、竹表層部に存在する油脂脱
脂を液相で行なわなくとも、サンドブラストによる機
械的な前処理のみで銅イオン水溶液の注入性を改善す
る効果があり、その緑色保持処理製品の耐光性も確認
できました。これを基に、さらにこのサンドブラスト
の自動化装置などを検討すれば、従来よりも処理工程
が簡略化でき、処理時間も短縮が可能なことから、コ
スト的にも実用化に近づけることが可能であると思わ
れます。
今後もこの緑色保持技術の実用化に向けた様々な技
術課題について、県内企業とともに検討をすすめる予
定ですので、詳細については、当センターにお問い合
わせ下さい。
(日田産業工芸試験所 小谷公人 kotani@oita- ri. go. jp)
図2 サンドブラスト装置
図3 処理別の注入性の比較
図5 緑色保持処理した竹籠製品の室内曝露
測定部位
側面部
底面部
アルミ被覆部
平均色差 Lab*
3 .8
2 .1
1 .9
表1 6ヵ月間曝露後の部位別の平均色差
図4 青竹の表層(左)とサンドブラスト後(右)
1.はじめに
太刀魚漁は、県内で広く行われている人気のある漁
のひとつです。この漁法に用いられている一般的な方
法はトロール漁法とよばれています。この方法は、し
かけの水深を一定としなければならないため、図1の
ように漁船を一定の低速度で運転する必要があります。
また操業は少人数で行われることが多く、船の操縦お
よび漁を同時に行わなければならないため、自動化が
望まれていました。企業ではこの装置を試作し、実験
をおこなって来ましたが、潮や波の影響があり自動化
を行うことが困難でした。昨年、漁船の周辺機器を開
発している企業より、この船低速度自動運転装置の開
発を行いたいとの要望があり、企業ニーズ対応型研究
事業で取り組みました。
今回、センターでは、この装置を開発するため、漁
船を実際に運転して採取したデータをもとに、船の数
式モデルを作成し、どのような制御系が適しているの
かをシミュレーションで検討してみました。その結果、
有効である制御方法や、潮や波に対する影響、応答性
をよくするために有効な部分などの把握が可能でした。
これらの結果をもとに、実際の漁船に装置を取り付
け実験をおこなったところ、有効な結果を得ることが
できましたので概要を報告いたします。
2.漁船数式モデル
実際に船を手動で運転し、そのときに取得したデー
タから漁船の数式モデルを作成しました。船のエンジ
ンクラッチをつないだとき、船モデルの速度はどのよ
うな動きをするか、実際のデータと比較してみました。
それを 図2に示します。
グラフの横軸は時間、縦軸は速度と同等の換算数値
を表しています。クラッチを徐々に強めた後、弱める
動作を何回か繰り返したときの漁船モデルのシミュレ
ーション結果、および実際の船のデータを示していま
す。実際のデータは、潮の影響で多少変動が見られま
すが、モデル結果は、これとよく似ており制御方法を
試すために、船の数式モデルを使用することは有効な
方法であると思われます。
3.制御方法検討
船の数式モデルを用いて、一般的に用いられている
自動制御方法をシミュレーションで試行した結果を 図
3 に示します。階段状に速度の上げ下げの指令信号を
入れたところ、クラッチはオンとオフを繰り返し、速
度は振動してしまいました。
続いて、いくつかの制御方法を改良し有効であると
思われる制御方法でシミュレーションした結果を 図4
に示します。図3と同じく階段状の速度指令を与えた
ところ、安定した速度応答を得ることができました。
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成果 紹介
一定の低速で運転
しかけ
浮き
おもり
図1 トロール漁法
経過時間〔sec〕
船速度・クラッチ換算値
図2 漁船モデルと実際のデータ比較
経過時間〔sec〕
速度入力・クラッチ換算値
船速度換算値
図3 一般的な制御方法でのシミュレーション
経過時間〔sec〕
速度入力・クラッチ換算値
船速度換算値
4 漁船の大きさが違う場合の制御装置調整方法
これらの結果をもとに、小型漁船に装置を組み込み、
実験したところ良好な結果が得られました。このまま
の調整で、今度は装置をエンジン出力の大きな船に取
り付けたところ、また不安定な動きとなってしまいま
した。
装置を販売してゆく場合、現場での調整は船の大き
さが違っても、できる限り簡単なものにしなければな
りません。これらの問題もシミュレーションで解決す
ることができました。 図5は大きな船に装置を載せた
ときの不安定現象がシミュレーションで再現された様
子を示しています。図6は、簡単な調整で、この振動
状態を安定にすることができることを示したものです。
これらをもとに実際に大きな船で実験を行ったところ
良好な結果を得ることができました。
5 おわりに
船を低速度で一定にする方法は、ある程度確立でき
たと思われます。現在、しかけの水深を測定するセン
サが企業側で開発途中であり、今後はこれを用いて仕
掛けの深度そのものを、船の速度によって制御する方
法を開発してゆく予定です。
(機械・金属担当 白石 元 siraisi@o ita- ri. go . jp)
当センターが平成1 0年度より取り組んでおります本事業で
は、企業の皆さんに「デザイン」を視点とした商品開発を体
験していただき、企業内に商品開発の工程を構築してもらう
ことを目的としています。
この事業における「デザイン」とは、単に商品の外見に関わ
る色や形づくりだけではなく、自社の技術シーズの把握や消
費者ニーズの調査・分析等の工程を踏み、売れる商品を市場
に送り出すまでの総合的な取り組みを意味しています。平成
1 7年度は、木竹分野、食品分野の企業4社に対して、商品開
発に携わっている県内外のデザイナーやマーケティングコン
サルタントといった専門家がアドバイザーとして企業内に組
織した商品開発プロジェクトに参画し、商品企画等以下①∼
⑤の作業を約7ヵ月間にわたって段階的に行っていきました。
①企業の経営環境の整理と業界動向の把握
②現行商品分析による開発必然性の確認
③商品企画の立案とアイディア展開
④商品企画に基づいた試作製作と確認
⑤生産体制と市場導入の検討及び知的財産戦略
商品開発の工程は、企業の組織体制や生産ライン等によっ
て独自の構築が必要ですが、各工程の基本ポイントを必ず踏
襲しなければヒット商品につながる確率が低くなります。
また、商品の企画段階において数多くのアイデアも企業内
にストックされ、次の開発に役立てる事になります。
例えば、足立木材工業株式会社(大分市)は、本事業によ
りデザインの有用性を再確認し、現在も利用者の視点の商品
開発や、積極的な販路開拓(昨年は5つの見本市に出展)を
展開し、看板商品の「いねむりくん」が累計で7 0 0台を売り
上げるヒット商品となっております。
商品企画や市場導入に関する相談や支援が必要な場合は、
産業デザイン担当までお問い合わせ下さい。
(産業デザイン担当 吉岡誠司 yosioka@oita- ri. go. jp)
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大分県グッドデザイン開発事業・新商品開発プロジェクト
経過時間〔sec〕
クラッチ換算値
船速度換算値
図5 大きな船での不安定現象シミュレーション
経過時間〔sec〕
クラッチ換算値
船速度換算値
国東市国東町の(株)テオリックが提案していた研究
開発プロジェクトが、(独)中小企業基盤整備機構より
採択されました。これは戦略的基盤技術高度化支援事業
という中小企業の技術力強化を目的とした補助事業で、
今回の研究開発テーマは「機上計測を用いた超精密金型
部品の高効率切削加工技術の研究」というものです。今
年度から始まった本事業は、研究開発能力のある中小企
業が認定を受けたうえで、特定分野のものづくり技術力
を大きく向上させるべく産学官による研究開発を行い、
その成果を受け入れる川下側企業ひいては日本の技術水
準と国際競争力の向上を目的とするものです。
研究開発テーマの内容ですが、電機精密機器部品など
の生産に使われる精密金型の加工法に関するものです。
現在、電機精密機器は本体・周辺装置にわたり微小化、
複雑化および精密化が著しく進んでいます。加えて製品
サイクルの短期化によりその精密金型部品の革新的な加
工法の開発が課題となっています。その工程集約をはか
るには、機上計測を用いたマシニングセンタによる効率
的切削加工法が必要となります。本研究開発は、機上計
測機能としてレーザプローブなど非接触測定装置を備え
た高硬度材料の高精度加工が可能なマシニングセンタを
用いて、精密金型部品の効率的加工技術を開発するとい
うものです。
産学官によるコンソーシアムですが、(株)テオリック
をプロジェクトリーダとして、産から(株)戸高製作所
(大分市)、(有)ターボブレード(大分市)、安田工業(株)
(岡山県)、(株)グラフィックプロダクツ(東京都)、学官
から大分県産業科学技術センター、大分県立工科短期大
学校、北九州市立大学がそれぞれ協力機関として参加し
ています。開発される新技術について、従来技術との比
較により下図に示します。
本プロジェクトはすでにスタートしており、第1回研
究 開 発 推 進 会 議 が 去 る 1 月1 9日( 金 ) に 大 分 市 の( 財 )
大分県産業創造機構にて開催されました。この会議は、
初年度の研究開発を具体的にどのように実施していくか
をコンソーシアムの参加メンバーで話し合うものです。
冒頭、(独)中小企業基盤整備機構モノ作り基盤技術支
援課の高木一彦課長から「国家的プロジェクトの一環で
あり、選ばれたという気概をもって我が国の国際競争力
強化に繋がるような優れた成果が出るよう頑張ってほし
い」との挨拶がありました。会議では、プロジェクトリ
ーダから研究開発の概要についての説明が行われ、参加
各機関メンバーにより議論が行われました。大分県産業
科学技術センターは、参加機関とともに機上計測システ
ムの機能開発や高機能CAMの開発評価を主に担当しま
す。また会議には外部アドバイザーとして、レーザプロ
ーブ等の計測機器で世界的に知られる三鷹光器(株)の
三浦勝弘部長らが参加されましたが、「非接触測定技術
を利用した産業分野は大きく広がりつつある。今回は高
精度加工技術への適用ということで、本研究開発プロジ
ェクトについて各メンバーと共通認識と目的のもと取り
組みたい」との発言がありました。
(機械・金属担当 大塚裕俊 o o tuka@o ita- ri. go . jp)
ဦႎؕႴ২ᘐ᭗ࡇ҄ૅੲʙಅƴƭƍƯ
事業 紹介
従来技術の課題
・多種類の機器と工程が必要 ・段取り替えによる精度劣化発生 ・加工時間とコストの増大
新技術の特徴
・切削加工と機上計測による単一 設備への工程集約化、合理化
・段取り替え無し → 高精度保持と時間、コスト低減
従来技術
(金型加工)
新技術
(金型加工)
切削加工
放電加工
形状測定
設計値と照合
修正加工
設備A
設備B
統合
設備 切削加工
形状測定
(機上)
修正加工
設備C
1 8
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(H1 8 .1 2 .8 開催)大分県、特許庁、九州経済産業局等の主催により、県
内中堅企業、中小企業の皆様にブランド戦略についての
必要性やその理解を深めていただくことを目的として大
分県デザイン・ブランド戦略セミナーが開催されました。
講師にグラムコ株式会社代表取締役社長の山田敦郎氏
を招へいし『中竪・中小企業を活性化するブランド戦略』
をテーマとして講演頂きました。特に企業のブランド構
築におけるコンセプト立案や他社製品、サービスとの差
異化について事例を交えながら説明し、企業ブランドや
地域ブランドの必要性を提言されました。また、長期的
展望を持ってブランドを構築することで、企業の信用や
社員の意識改革も進んでいくということでした。
講師の著書に「パワーブランドカンパニー」(東洋経済
新報社)「ブランドカ」「ブランドチャレンジ」(中央公論
社)、「探求メジャーブランドヘの道」(税務経理協会)。
企業ブランドや商品ブランドについてご相談のある県
内製造業の方は、産業デザイン担当までご連絡下さい。
(産業デザイン担当 吉岡誠司 yosioka@oita- ri. go. jp)
事業 報告
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(本吉建設(株)/ミライクルステーション)ミライクルステーション(ガラスビン再生処理業)は、
廃ガラスビンリサイクルとしてパウダー状の微粉ガラス
を 生 産 し 、 そ れ ら は 軽 量 発 泡 骨 材 等 に 活 用 さ れ て い ま
す。今後もリサイクルガラスは、地盤改良材や水質浄化
材として多岐にわたる実用化が見込まれる素材です。
そういった状況で、ミライクルステーションでは、破
砕したガラスの角をとるため約9 5 0度の炉に入れ、丸
みを帯びた粒状の素材を生産するシステムを導入し、緑
や青等の色分けも可能にしました。
今現在、商標登録の申請準備を行っていると共にこの
素材の活用に関して、今後さらに当センターと研究開発
を行い、工芸品や内装材等、付加価値の高い素材への用
途開発を予定しています。
県内異業種の方でこの素材活用にご興味がある方は、
産業デザイン担当までお問い合わせ下さい。
(産業デザイン担当 吉岡誠司 yosioka@oita- ri. go. jp)
事業 報告
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2 0 0 6 in To kyo
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サンセラミックス株式会社(豊後大野市)と当センタ
ーが共同開発した家庭用酸素濃縮機が完成し、東京ビッ
グサイトで平成1 8年1 1月2 9日∼1 2月1日に開催され
た中小企業総合展2 0 0 6 in Tokyo(主催:独立行政法
人 中小企業基盤整備機構)に出展されました。
近年、高濃度酸素が有する人体への様々な機能性が注
目され、スーパー・コンビニ・スポーツ用品店等でも酸
素水や酸素吸入器等が手軽に入手できるようになると共
に、美容や健康目的で自宅に酸素濃縮装置を設置する家
庭が増えております。
当機はそれらの市場ニーズに応えるため、コンパクト
ボディに酸素吸引、酸素水製造、気泡風呂の機能を集約
するとともに、様々な年齢層の操作に配慮した操作パネ
ルのインターフェイスデザイン、室内空間に調和する形
状デザインと素材選定を行いました。
今回の展示会等をきっかけに、様々な商品化ビジネス
が進行しております。製品に関するお問い合せは、産業
デザイン担当までご連絡下さい。
(産業デザイン担当 佐藤幸志郎 satokou@oita- ri. go. jp)
事業 報告
ガラスカレット
粒状化システム
粒状カレット(混色)
中小企業総合展2 0 0 6 in Tokyo
中小企業総合展2 0 0 6 in Tokyo
中小企業総合展2 0 0 6 in Tokyo 家庭用酸素濃縮機家庭用酸素濃縮機家庭用酸素濃縮機
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● MZプラットフォーム導入事例紹介セミナー
IT活用により生産の効率化を図りたいとお考えの方
を対象に「MZプラットフォーム導入事例紹介セミナー」
を平成1 8年9月2 7日に開催いたしました。
簡単に、短期間に、安価にITシステムを自己開発で
きる『MZプラットフォーム※1
』の紹介と大分県での
開発導入事例(生産進捗管理システム)の紹介を行いま
した。
1 3社5機関2 6名の参加者からは、“ MZプラットフ
ォームの概要を理解できた。” 、中には、“ 使ってみよう。”
“ 使ってみたい。” などと意欲的なご意見を頂きました。
● MZプラットフォーム講習会
平成1 8年1 0月1 7、1 8、1 9日に初級・中級・実践編
の「MZプラットフォーム講習会」を開催しました。
参加者(1 1社3機関2 4名)のほぼ全員がすべてのレ
ベルを受講されました。
参加者の多くは、MZプラットフォームのプログラム
開発の流れは理解できたものの、処理や動作に応じた設
定に苦戦されていました。
3日間の講習会終了後にはMZプラットフォームで自
らプログラム開発できるようなカリキュラムで実施した
つもりでしたが、3日間での習得は難しいとのご意見を
多く頂きました。
産業科学技術センターでは、MZプラットフォームの
プログラム指導を行っておりますので、お気軽にお問合
せください。
「MZプラットフォーム導入事例紹介セミナー」、「M
Zプラットフォーム講習会」は、ものづくりシステムI
T化推進研究会(産学官交流グループ)、独立行政法人
産業技術総合研究所九州センター、産業科学技術センタ
ーが共催いたしました。
(機械・金属担当 城門由人 yu- kido@oita- ri.go.jp)
事業 報告
ٻЎჄǪȸȗȳǽȸǹǽȕȈǦǧǢᄂᆮ˟ƷƝኰʼ
オープンソースソフトウェア(OSS)は、ソフトウ
ェアの設計図となるソースコードが無償で公開されてい
て、誰でもその改良や再配布ができます。大分では昨年
度に財団法人ハイパーネットワーク社会研究所や県内外
の企業、当センターが連携して、独立行政法人 情報処
理推進機構(IPA)による「自治体におけるOSS活用に
向けての導入実証」に採択され、津久見市役所のご協力
のもとでOSSデスクトップ(KNOPPIX)の有効性につ
いて検証しました。この公募をきっかけに大分でOSS
のさらなる普及促進を目的として、企業や大学、大分県
などの産学官体制で平成1 8年7月に「大分県オープン
ソースソフトウェア研究会」が設立されました。研究会
では、これまでにRubyやOSSを利用したビジネスに関
する著名な方をお招きして講演会を開催するとともに、
豊 の 国 ハ イ パ ー ネ ッ ト ワ ー ク を 活 用 し て 県 内 で 円 滑 に
OSS等のソフトウェアをダウンロードするためのサー
バ(Rin g Server)を設置しました。研究会では県内企
業の皆さまのご参加をお待ちしております。
(電子・情報担当 後藤和弘 kazugoto@oita- ri. go. jp)
事業 紹介
■ 大分県オープンソースソフトウェア研究会
http: / / www. hyper. o r. jp/ o ita- o ss/ index. html
■ RingServer
http: / / ring. ix. o ita- u. ac . jp/
※1 M Zプラットフォーム:独立行政法人産業技術総合研究所
が、中小企業向けに開発した日本語で、マウス操作でプログラム
する、年間使用料1 ,0 0 0円の開発基盤(プログラム言語)です。
※2 1法人当たりのライセンス発行数に制限はありません。ま
た、年間使用料はライセンス数に関係なく1法人当たり、1 ,0 0 0
円です。
【大分県のMZプラットフォーム登録数※2
】
MZプラットフォーム登録数【法人1 5、個人1】
MZプラットフォームライセンス発行数【6 6】
エクセル連携プログラム例
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技術情報おおいた〔大分県産業科学技術センターニュース〕 No.1 4 0 発行 平成1 9年3月1日 〒8 7 0−1 1 1 7 大分県大分市高江西1丁目4 3 6 1−1 0
大分県産業科学技術センター 技術支援担当 Tel.0 9 7−5 9 6−7 1 0 1 E- mail:tech- ad@oita- ri.go.jp 古紙配合率70%再生紙を使用しています
᳀ហٳЎήήࡇᚘƴ᧙Ƣǔ২ᘐᄂ̲˟Ʒ͵
今年度、競輪(日本自転車振興会)の補助事業によ
り導入したFT赤外分光光度計を有効に活用していた
だくために、ジャスコエンジニアリング(株)より閑林直
人氏を講師として招き、技術研修会を1 2月2 2日(金)に
開催しました。
研修では、赤外分光法の基礎知識に始まり透過法や
反射法などの各種測定法の原理や注意点について応用
例を交えてご講演いただきました。次に、実際の使用
方法について、各種測定法で使用する付属品に関する
説明を行いながら実演していただきました。
県内企業や大学から1 8社4 0名の方々にご参加いただ
きました。今後も本装置に関する研修会を行う予定で
すので、ご活用下さい。
(工業化学担当 柳 明洋 a- yanagi@o ita- ri. go . jp)
事業 報告
競輪(日本自転車振興会)の補助事業により、FT赤外分
光光度計を導入しました。本装置は、赤外線を照射すること
により、分子の構造に応じた特有の吸収スペクトルを測定す
ることができます。さらに、付属の赤外顕微鏡を用いること
で、微小部分の測定が可能であり、例えば、製造プロセス時
に付着した微量の有機物などの分析に有効な装置です。
ૼᙹݰλೞ֥ኰʼȷ᳀ហٳЎήήࡇᚘ
型 式 日本分光(株) FT/IR−4 2 0 0
仕 様 本 体:測定波数範囲 7 8 0 0∼3 5 0 cm- 1
最高分解能 0 .5 cm- 1
赤外顕微鏡:測定波数範囲 7 8 0 0∼6 5 0 cm- 1
最小測定領域 3× 3μm
使 用 料 1 ,8 6 0円/時間 (工業化学担当 柳 明洋 a- yan ag i@o it a- ri. g o . j p)
競輪(日本自転車振興会)の補助事業により、測定顕微鏡
を導入しました。本装置は、正立三眼鏡筒・オートフォーカ
ス・2次元演算処理機能を備え、高能率に機械部品の2次元
寸法計測、高さ測定、表面観察などができます。また、デジ
タル撮影画像を利用して、形状補正、画像処理、面積・角度
等の形状計測などができます。
ૼᙹݰλೞ֥ኰʼȷยܭ᫋ࣇᦟ
型 式 機 種:(株)ニコン製 測定顕微鏡 MM−8 0 0 /LMU
仕 様 測定範囲:X× Y×Z= 2 5 0× 1 5 0× 1 5 0 mm
分 解 能:0 .1μm
精 度:3+L/ 5 0μm
接眼倍率:×1 0
対物倍率:×5、× 1 0、× 2 0、× 5 0 他